Case Number 190302
床材メーカー

アドヴァン株式会社 様

本社

 創業以来、商品のデザイン性・機能性・コストに徹底したこだわりを持ち、顧客満足を重視した商品を提供し続けている床材メーカー「アドヴァン」様は、ショールームの改装に伴い隣接する本社オフィスを刷新しました。
 実際に社員が働くオフィス空間で床材を見せて拡販につなげたい、という思いと社員同士がより密なコミュニケ-ションを取り、これまでにない新しい発想や活発な会話が生まれてほしい、という思いからオフィスづくりを目指しました。

プロジェクトの詳細

所在地: 東京都渋谷区神宮前4-32-14
オフィス対象面積: 1,500㎡
オフィス対象人員: 90名
インテリア竣工: 2018年3月
デザイン担当: オカムラ・安田/岩崎

デザイナー

岩崎 真弥

 お客様との打ち合わせを重ねるうちに、社員同士のコミュニケーションを特に重視しているとお聞きしました。また、もともとオフィス内に商品の在庫スペースがあったので、執務エリアは見通しがよく、社員同士の会話が生まれやすいような什器選び・配置を心掛けました。個人収納はホワイトボードの壁面近くに集約し、人の集まりやすい仕掛けにこだわりました。
 また、本社は各地方拠点のスタンダードオフィスとなり、継続して各拠点の改装を担当させて頂けることとなりました。各拠点は本社の内装・機能を踏襲しながら、新製品の床を見せるようなデザインとしました。
 床材のプロであるお客様のオフィスのため、床の貼り方・見せ方に関してはお客様と一緒に考えることができ、大変勉強になりました。
 これからも各地方拠点のオフィスづくりを頑張っていきたいと思います。

安田 麻子

 オフィス空間に販路を広げたいとの想いで、実際働くオフィスの中でお客様を案内できる“見せるオフィスを作りたい”との要望をお聞きしました。
 働き方変革としても、営業が集中し早く帰れるオフィスづくりを目指すため、打合せでアイディアを重ねてきました。ショールームオフィスとして、フロアごと床材のデザインテーマを変え、床がメインのオフィスデザインになるよう心掛けデザインを行いました。集中して仕事をして早く帰れる環境づくり、という視点から立ち座り作業が多いと想定される営業席はすべて上下昇降テーブルを採用。立ち姿勢を4人で座るというチームで働くスタイルにも対応したレイアウトにしています。
 来客動線は中階段を中心とした動線計画にし、社員動線はオフィスをぐるりと囲む動線を計画しています。動線近くには社員間の交流が行いやすいよう、個人の荷物やホワイトボードパネルが動線の近くに点在し、人が集まりやすい仕掛けを散りばめました。